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WITHOUT A TRACE ~FBI 失踪者を追え~

海外ドラマ WITHOUT A TRACE ~FBI 失踪者を追え~

第39話「22歳の笑顔」Risen 
見逃していたのをアンコール放送で見ました。

毎回、様々な理由で失踪した人々を、FBI失踪者捜索班(MPU-Missing Persons Unit)が丹念な捜査と推理で探し出す「WITHOUT A TRACE(足跡なし)」。

今回は4年前に失踪した、当時18歳の少女ジェシカのケース。
4年前の失踪から現在まで、諦めずにジェシカ捜索の糸口を探していた捜査官ビビアンへ、ジェシカに関係する指紋の手がかりがもたらされる。
ビビアンはその手がかりを元に、再度ジェシカの足跡を辿り始めるが・・・

以下、ネタばれ感想。


よくまあ、この内容を50分に収めることができますよね。

依存症や幼児期の虐待というのは、発生件数の多さからか、長年アメリカのドラマでは取り扱われてきたテーマ。

幼児期の虐待が引き起こす依存症というのは、そのこと自体が当人にとっては悲劇としか言いようがないのだけれど、こういうドラマで取り上げられる場合、本人に更なる悲劇的結末が用意されていることが多く、本人が救われることは稀です。

今回のように当事者が、段階を踏んで自己で治癒を試み、自分の手で平穏を掴み取る、という姿を描くのは更に稀なことだと思います。
もちろんジェシカは初期にカウンセリンググループに所属して、克服する方法を知っていた、ということも大きいとは思いますが。

傷を認識して向かい合い、告白する。
口で言うのは簡単だけれど、誰もが出来ることではなく、向き合う傷さえ分からず苦しむ人は多いのだと書籍で読んだことがあります。
小さい頃の記憶というのは、薄れてしまうか、ショックから心の奥底に隠されるか、忘れ去られることも多く、自分を傷つけた相手が誰なのか、何が起こったのかが分からず大人になってから苦しむのだそうです。
今回のジェシカのように、肝心のことは忘れたまま、現在の自分を形成するものが何かが分からず苦しみ、自分を傷つける方向へと進んでしまう。

今回、視聴者はビビアンと共に、ジェシカの足跡を追いながら、ジェシカの治療の過程を追ったのだと思う。
その過程をドラマできちんと描くことが出来るのも凄いと思う。簡単に立ち直ったのではない、と説得力を持たせるための4年(いや22年)を丹念に追っている。
ただ「虐待があった」「可哀想」→悲劇→犯罪。のように上澄みを掬っただけの解釈ではない。

この手の話をハッピーエンドに導くのは、悲劇を描く以上に説得力を持たさなくてはならず、書き手にとてつもない技量を要求することだと思う。
恐らく、悲劇に導く方が楽だったはず。
1時間完結の番組なので、限界はあるし、どうしても端折った部分はあるのだけれど、1時間で出来ることを全てやりきっている。
アメリカのドラマを見ていて、凄いと思うのはこういう脚本に出会う時です。
これをエンターテイメントとして消化できる技量には本当に驚かされます。

正直、泣きました。
ジェシカの葛藤や苦しみ、強さを描ききった脚本と演出、そして役者さんに泣かされました。
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